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アトリエの、家具たち。

先日発売されたインテリア雑誌、「プラスワンリビング」に写真を掲載して頂いた、
我が家のアトリエ。

もの作りを仕事にするのに、いつかアトリエが欲しいな・・・とずっと思っていたので、
自己流DIYで、作った部屋です。

もともと物置部屋になっていたのを、まずは片付けて、家具を移動しました。
その後、壁をペンキで塗って、じゅうたんをはがし、クッションフロアを敷きました。

「箱」は何とか完成して・・・さて、置く、家具です。

前からアンティークの、引き出しがたくさんついたチェストに憧れていたのですが・・・まず、
値段が高い! それに、希望のサイズのものは、なかなか見つかりません・・・。


ならば、自分で作ってしまおう!と思い立ち、構想を練りました。

まず、プラスチック製の引き出し式チェストを、ネット通販で購入。5段の引き出しのものを、
3つ並べて使うことにしました。 
実は、もともと4段のもので考えていたのですが、ネットショップで4段のものと5段の
ものが同じ値段だったので、迷わず5段を選びました♪。

無事にチェストが3つ、届いたので、引き出しを全部抜いて、塗装の準備です。
引き出しの前面と、チェスト本体の前の部分に、プラスチック用のプライマーをスプレー。
このひと手間で、つるつるのプラスチック面に、塗料がしっかり乗るようになります。

プライマーが乾いたら、いよいよ、塗装です。 
アンティークっぽく、ところどころ塗装がひび割れているようにしたかったので、ひび割れを
作りたいところに、アイボリー色の水性塗料を刷毛で塗りました。

塗料が乾いたら、その上にひび割れ塗料(トールペイント用のものを手芸店で購入)を塗り、
乾かします。

その後、本塗装。引き出し前面とチェスト本体の前の部分に、自分で調色したグリーンの水性塗料を刷毛で塗りました。あとでアンティーク風に汚しをかけるので、色は少し、明るめに・・・。
ひび割れ塗料を塗ったところは塗料が乗りにくいので、1度でサッと塗ると、うまくいきます。

塗料が乾くと、ひび割れ塗料を塗ったところにひび割れが出来、下のアイボリーが見えています。「・・・おお☆!」と、1人でニヤニヤ。怪しいです(笑)。

さらに、アンティーク風にするために、塗装面全体にワトコオイル(色はダークウォールナット)
を塗ります。
少し乾いたかな?という頃に、布でざっとオイルを拭くと、いい感じのよごれ具合に・・・!

最後に、引き出しの真ん中に、プレートホルダー(スクラップブッキング用)を接着剤で、
貼りました。

引き出しを戻して、ホームセンターで寸法に切ってもらい、チェストと一緒に塗装したベニヤ板を
両サイドと上に両面テープで固定して・・・完成です☆!

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             丸2日かけて、お気に入りのチェストが出来ました!


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                ひび割れ部分は、こんな感じです。


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             上にはお気に入りの雑貨を、ディスプレイしています。


    調色した塗料が余ったので、弟宅からやってきた椅子も、ペイントしてみました。

方法は、ほとんどチェストと一緒。 グリーンの塗料を全体に塗る→ひび割れ塗料を全体に塗る→
アイボリーの塗料を全体に塗る→塗らした布で全体をこする→ワトコオイルを塗って、少し乾いたら拭き取る・・・で、完成です。

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              かな~り年季が入った仕上がりに、なりました。


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   塗らした布で拭くと、ひび割れが大きくなって、かなりワイルドな剥げ加減になります。


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           上は、こんな感じ。ほれぼれする、ハゲハゲさです(笑)。


本物のアンティーク家具も、本当に大好きなのですが・・・自分で家具を「育て」て、アンティーク風にするのも、本当に楽しいです。

そして、「ああやったらこうなるかな・・・?」とひねったアイデアが思ったとおりに出来上がったときの、達成感・・・。

         アイデア勝負の自己流DIYは、だから、やめられないのです♪。